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今日は「口からものがとれなくなったら」というテーマでお話させていただきました。
これが「一時的」かそれとも「これから先もずっと」なのかが重要で、ご家族も「もう口から一切飲み物や食べ物を取れなくなってしまうのでは」という事が一番気がかりではないでしょうか
勿論、先月お話した「難病」などでやむなく「胃ろう」という手段を選択せざるをえない場合も確かにあります。
しかしだからといってイコールすべてのケースで「一切飲食物は口にできない」とはならないと思います。

ではその判断基準について説明していきましょう!
原因は大きく分けて3つ①脳血管障害②神経疾患③認知症になります。
各項目にそってすすめていきましょう

①脳血管障害
これは主に「脳卒中」が該当し、さらに分けていくと「脳梗塞」と「脳出血」割合は7:3と言われ、「脳梗塞」は「脳血栓」「脳塞栓」「一過性脳虚血発作」にわかれ「脳出血」は「脳内出血」と「クモ膜下出血」にわかれます。
どの部位での脳卒中かで予後が大きく変わってはきますが、少なくとも発症後2年間は改善が期待できるとされているので、場合によっては再検討の余地はあるといえます。

②神経疾患
これは主に「パーキンソン病」「パーキンソン関連疾患」「脊髄小脳変性症(SDC)」「筋委縮性側索硬化症(ALS)」などがあります。
「パーキンソン病」は脳におけるドーパミンという伝達物質の枯渇で起こる病気で、投薬治療が基本で頸部の固縮程度や薬の作用程度によっては経口摂取が可能になる場合もあるため、検討の余地はあります。
「パーキンソン関連疾患」とはパーキンソン病に似た症状を起こしている時に該当する疾患で、主に「進行性核上性麻痺」「大脳皮質基底核変性症」「多系統萎縮症」などがあり、口からの摂取は経過にあわせるかたちになります。ただ「経口摂取」以外の方法での栄養確保に移行する頻度が高い傾向があるため、主治医の指示を仰ぐことが大切になります。

③認知症
認知症とは「後天的な脳の基質的障害で通常の社会生活が送れなくなった状態」であり「アルツハイマー」「脳血管性」「レビー小体」「前頭側頭」の4つの型に分けられます。①②と最も異なる点は、意思疎通が障害と理解障害に起因している事です。
ですから、食事に関しては他者による「支援」「介助」でのアプローチが基本です。

「口から食べ物を取る」という行為の最大の目的は「生命維持」ですが、口から食べる満足感や幸福感も人として大切な目的でもあるように思います。訪問先の患者様も、好きなものはどうにかして召し上がっておられる場合が多いです。

医療上の制限や危険回避から不該当であることもありますが、一時的でもまた少量でも好きなものを「口から食べ物を取る」ということを可能な限り続けていきたいですね!

次回は、「訪問歯科の今後の役割とは」のテーマでお話させていただく予定です。是非、お聴きください!


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【2015/09/14 16:46】 | 未分類
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